2019年11月26日(火)、場中に出た法規制に関する報道を材料にログリー(6579)がストップ高となりました!

報道内容と、ログリーが高騰した理由について紹介します。

ログリー(6579)の銘柄情報

まずはログリーの基本的な銘柄情報。

ログリーの基本情報(本日時点)

会社名ログリー
銘柄コード6579
株価2,320円(前日比+400円)
時価総額43億円
PER144倍
ROE8.5%
配当0円
株主優待無し

ログリーの直近業績

(百万)2Q実績(前年同期比)前年同期通期計画(前年同期比)
売上1,253(7.8%)1,1622,567(8.2%)
営業利益24(△76.4%)10544(△74.5%)
経常利益23(△74.5%)9137(△76.3%)
純利益14(△75.0%)6026(△63.6)

直近の2Q決算で失望のストップ安張り付きになっています。思惑株も、業績には要注意。

ログリーの株価が高騰した理由は?

さて、本題の株価高騰の理由です。起爆剤となったのは、11月26日の場中に報道されたこちらの記事でした。

Cookie利用の規制案を検討

リンクと一部スクショで記事を載せます。

リンク:個人情報保護委、Cookie利用の規制案を検討中 12月中に発表へ

政府が個人情報保護法を見直すということ。Cookieを個人の分析に使う他の企業に提供する場合に本人の同意を義務付けるというもののよう。

そもそもの発端は「リクナビ問題」。 就職情報サイト「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが就職活動中の学生の内定辞退率を予測したデータを企業に販売した ことです。

それを受けて、Cookieから得られるその人特有の情報提供に制限を設ける検討をしている報道です。

Cookie使用せずに利用者推定が可能に

ログリーはネット広告や動画広告を展開しています。そういった企業はほかにもいくつもありますが、なぜログリーだけがこの報道で株価高騰したのか。

その理由は、今年の5月に開示した『特許』です。

ログリーは「Cookieをまったく利用せずにWebページのアクセス情報からユーザーの性別・年齢などのデモグラフィック情報、そして興味・関心などのサイコグラフィック情報を推定する技術」を開発し、その特許を取得しました。

そのプレスリリースがこちら。

直近の決算説明資料(2020年期2Q)でも、その特許技術を組み込んだ広告配信エンジンについて説明されています。

Cookie利用の規制により、Cookieに頼って広告配信しているサービスは、ユーザーに対して的確なレコメンド(推奨)広告ができなくなる恐れがあります。その際に、Cookie利用せずにユーザーの属性情報を推測して広告掲示できる技術は重宝されそう、という株価反応ロジックですね。

株価上昇は見込めるか

前回報道時は更なる上昇も

さて、どんな材料で株価が上昇したのかは分かりました。あとは、株価がどこまでの上昇を見込めるのか、が気になります。当然簡単に予想できるものじゃないのでそれを踏まえたうえで。

12月中に発表、来年1月に国会提出、という具体的な情報が出たのは初めてでしたが、実はこの規制の取り組みに関する内容は既に1か月前に朝日新聞から報じられています。そのリンクと一部スクショを載せます。

リンク:「クッキー」情報収集、公取委規制へ スマホ位置情報も

前回報道時の株価

その時の株価の反応はどうだったか。かなり期待をされたようで、2095円の11/28終値から、3,345円の高値まで1.5倍以上に跳ね上がっています。これは市場の期待が大きいですね!

直近の株価チャート

次に直近の報道直後の株価の推移を5分足、日足、週足で載せます。既出ネタとはいえ、改めて好感されてストップ高張り付き。板を見ると、若干やっとこさ感は残ります。

5分足
板情報
日足

週足

私的見解

まだ初動。

ただ、ストップ高はしたものの張り付きが弱い。引けの残しも少な目。

前回高騰時に比べて余力あり。

ただし直近決算を受けて暴落。も、売りたい人は既に売却済みか?

12月までの思惑相場なら狙えるか、1月国会提出でも期待あり?

実需(業績)は本当に伸びるのか。

特許技術の有効性は?他社参入が難しい?

短期的には色々な思惑が交錯すると思いますが、個人的には年内底堅い展開を予想し、下押しした場合は狙っていきます。長期的にはまだ分からないことが多すぎます。本技術の有効性と、他社参入の難しさ、まだ規制の影響範囲も分かっていません。また、ログリー自身が公表しているように、欧州では一部規制が行われているため、既に類似技術の研究はそこかしこで行われていて当然です。今後、何らかの形でログリー特許特有の強さが示されれば強気に行けますが、それがわかるまでは様子見になると思います。完全なる個人的見解ですけどね!

個人の監視も強く、面白い銘柄であることは間違いないです。今後の続報にも期待しましょう。

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